
「精神科や心療内科に相談したいけれど、近くのクリニックは予約が取りにくい」
「仕事が忙しく、病院へ通う時間を作るのが難しい」
「できれば自宅から医師に相談したい」
スマートフォンやパソコンを使って自宅などから医師の診察を受けられるため、通院にかかる移動時間や待合室で待つ負担を減らしやすいのが特徴です。
ただし、オンライン診療で対応できる症状や診療内容、料金、保険適用の有無はサービスによって異なります。
そこで本記事では、オンラインで精神科・心療内科の診療を受けられるサービスとして、
・Oops HEART(ウープスハート)
の2つを比較します。
「初診でじっくり相談したい」「保険診療を希望している」「夜や土日に受診したい」など、重視するポイント別に選び方も解説します。オンライン診療を検討している方は、比較の参考にしてください。
※本記事では治療効果に基づくランキングは行わず、公式サイトで確認できる診療形態・料金・診療時間・サービス内容などをもとに比較しています。※料金・診療時間・サービス内容は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
精神科・心療内科のオンライン診療おすすめ2選を比較
まずは、Oops HEARTとエニキュアの違いを一覧で確認してみましょう。
| 比較項目 | Oops HEART | エニキュア |
| 診療科 | 精神科・心療内科 | 精神科・心療内科 |
| 診療形態 | 自由診療 | 保険診療 |
| 初診料金 | 6,028円(税込) | 5,150円程度 |
| 初診時間 | 約30分 | 症状・診察内容による |
| 予約 | LINEから予約 | LINEから予約 |
| 診療時間 | 予約カレンダーで確認 | 8:00~24:00 |
| 土日祝 | 予約カレンダーで確認 | 対応 |
| 診断書 | 医師の判断により発行 | 医師の判断により発行 |
| 薬 | 処方された場合は配送 | 処方された場合は配送 |
| 特徴 | 初診30分・医師との相性にも配慮 | 保険診療・夜間や土日も受診しやすい |
| HP | 公式ホームページ | 公式ホームページ |
そのため、
じっくり相談する時間を重視するならOops HEART、保険診療や受診しやすい時間帯を重視するならエニキュアと整理すると、自分の希望に合うサービスを選びやすくなります。
おすすめ① Oops HEART(ウープスハート)
Oops HEARTは、オンラインで精神科・心療内科の診察を受けられるサービスです。LINEから診療予約を行い、問診票・心理検査に回答したあと、ビデオ通話で医師の診察を受けます。
Oops HEARTは初診に30分の診察時間を設定
Oops HEARTの特徴の一つは、初診の診察時間が30分に設定されていることです。診察前には問診票に加えてオンライン上で心理検査に回答し、その内容を踏まえて医師が診察を行います。
精神科や心療内科を初めて利用する場合、
「何を話せばいいのかわからない」
「短い診察時間ですべて伝えられるか不安」
と感じる人もいるでしょう。
Oops HEARTでは初診に30分の診察時間が設定されています。診察時間を重視してオンラインの精神科・心療内科を探している方にとって、選択肢の一つになります。
事前の心理検査にも対応
Oops HEARTでは、初診前に問診票と心理検査を入力します。公式サイトによると、心理検査はオンライン上で約20問に回答する形式で、現在の心の状態を把握するための参考として使用されます。
診察前に現在の状態を整理して伝えられる点も特徴です。
医師との相性についてコーディネーターへ相談できる
精神科や心療内科を選ぶ際、医師との相性や話しやすさを重視する方もいるでしょう。Oops HEARTでは、医師との相性に違和感がある場合、コーディネーターへ相談し、別の医師への変更について相談できると案内されています。
「必ず自分に合う医師が見つかる」という意味ではありませんが、相性について相談できる窓口が設けられている点は特徴です。
処方された薬は自宅などで受け取れる
診察の結果、医師が薬の処方を必要と判断した場合は、処方された薬を指定した場所へ配送してもらえます。
公式サイトでは、処方された薬は最短翌日にポストへ届くと案内されています。配送時期は状況によって異なるため、実際の受け取り予定日は診察時などに確認してください。
Oops HEARTの料金
Oops HEARTは自由診療のため健康保険は適用されません。
2026年8月時点で公式サイトに掲載されている主な料金は以下のとおりです。
| 内容 | 料金(税込) |
| 初診30分 | 6,028円 |
| 再診5分 | 2,178円 |
| 再診15分 | 4,378円 |
| 再診30分 | 8,778円 |
| 診断書 | 4,840円 |
| 薬 | 7日分1,628円~ |
出典:Oops HEART公式サイト(https://oops-jp.com/heart/)
保険診療のクリニックとは料金体系が異なるため、受診前に総額を確認しておきましょう。
Oops HEARTがおすすめなのはこんな人
次のような条件を重視する方は、Oops HEARTを選択肢の一つとして検討しやすいでしょう。
- 初診で30分程度、医師に相談する時間を取りたい
- 事前の心理検査をもとに相談したい
- 医師との相性についても相談できるサービスを選びたい
- 通院せず自宅から医師に相談したい
- 保険診療かどうかより診察時間を重視したい
一方、健康保険の適用を希望する場合は、保険診療に対応する医療機関もあわせて検討しましょう。
自由診療であることや費用を確認したうえで、受診を検討してください。
おすすめ② エニキュア
エニキュアは、オンラインで精神科・心療内科の診察を受けられるサービスです。Oops HEARTとの大きな違いは、健康保険が適用される保険診療に対応していることです。
スマートフォンを使って受診でき、LINEで予約したあと、ビデオ通話で医師の診察を受けます。
エニキュアは保険診療に対応
エニキュアでは健康保険を利用して診療を受けられます。公式サイトでは、3割負担の場合の初診について、診察料とシステム利用料を合わせて5,150円程度と案内されています。
保険診療を希望してオンラインの精神科・心療内科を探している方にとって、選択肢の一つです。
ただし、薬代や配送料、診断書代、時間帯料金などが別途発生する場合があります。
朝8時から24時まで診療
エニキュアは、公式サイトで8時~24時まで診療すると案内されています。
さらに土日祝にも対応しています。
「平日は仕事があって病院へ行けない」
「夜になってからでないと時間が取れない」
といった方でも、受診時間を選びやすい点が特徴です。
予約自体は24時間受け付けており、空き枠があれば当日に初診を受けられる場合もあります。
ただし、空き状況によっては当日受診できない場合があります。実際の予約可能時間は申し込み時に確認してください。
診断書の発行にも対応
エニキュアでは、医師が必要と判断した場合に診断書などの書類を発行しています。
公式サイトでは診断書は最短即日と案内されていますが、症状や診察内容、医師の判断によって発行できない場合があります。
希望しても、症状や診察内容、医師の判断によっては診断書が発行されない場合がある点に注意してください。
処方された薬は自宅などで受け取れる
診察後に医師が薬を処方した場合、指定した住所への配送などで受け取れます。
薬の受け取り方法の一つとして、自宅などへの配送を選べる仕組みです。
なお、薬を処方するかどうか、どの薬を処方するかは診察を行った医師が判断します。
エニキュアの料金
2026年8月時点で、エニキュア公式サイトに掲載されている主な料金は以下のとおりです。
| 内容 | 料金の目安 |
| 初診 | 5,150円程度 |
| 再診 | 2,420~2,650円程度※ |
| カウンセリング30分 | 2,980円 |
| 診断書 | 4,400円 |
| 薬代 | 14日分300円程度~ |
※公式サイト内で再診料金の表示に差が確認できるため、受診時の最新料金をご確認ください。
出典:エニキュア公式サイト(https://anycure.jp/)
薬代・配送料・診断書代・時間帯料金などが追加されることがあります。
受診前には初診料だけでなく、薬代や配送料などを含めた総額を確認しておきましょう。
エニキュアがおすすめなのはこんな人
次のような条件を重視する方は、エニキュアを選択肢の一つとして検討しやすいでしょう。
- 保険診療を希望している
- 朝や夜に受診したい
- 土日祝に受診したい
- 空き状況に応じて当日受診も検討したい
- オンラインだけでなく必要に応じて対面診療にもつなげたい
エニキュアでは、医師が対面診療を適切と判断した場合に、各地域の提携クリニックなどを案内する体制も設けています。
Oops HEARTとエニキュアはどっちがおすすめ?

ここまでの違いを踏まえると、どちらが合うかは、オンライン診療で何を重視するかによって異なります。
初診で話す時間を重視するならOops HEART
Oops HEARTでは初診の診察時間が30分に設定されています。
事前の問診票や心理検査に加え、医師との相性についてコーディネーターへ相談できる仕組みもあります。
そのため、
という方は、Oops HEARTを選択肢の一つとして検討するとよいでしょう。
ただし自由診療のため、保険は利用できません。
保険診療を希望するならエニキュア
健康保険を使いたい場合は、エニキュアが候補になります。
薬や診断書などによって追加費用が発生する場合がありますが、保険診療を希望する方はエニキュアを検討しやすいでしょう。
夜間・土日祝に受診したいならエニキュア
受診できる時間帯を重視するなら、エニキュアは候補の一つです。
8時~24時まで、土日祝にも診療しています。
仕事や家事などで平日日中に時間を取りにくい方でも、受診時間を選びやすいでしょう。
精神科・心療内科のオンライン診療を選ぶ5つのポイント

オンライン対応の有無だけでなく、次のポイントも確認して比較しましょう。
1.保険診療か自由診療か
まず確認したいのが保険適用の有無です。
今回紹介している2サービスの場合、
という大きな違いがあります。
初診料だけでなく、再診料・薬代・診断書代・システム利用料・配送料なども確認して比較しましょう。
2.自分が受診できる時間帯か
オンライン診療でも、医師が診察している時間はサービスごとに異なります。仕事をしている方であれば、夜間や土日祝に診察を受けられるか確認しておきましょう。
3.初診でどの程度相談時間があるか
初めて精神科や心療内科を受診する人は、診察時間も確認しておきたいポイントです。自分の悩みや症状、生活環境について伝えたいことが多い場合は、診察時間の目安が明記されているか確認するとよいでしょう。
4.診断書に対応しているか
休職などで診断書が必要な場合は、診断書発行の有無と料金を確認しましょう。
ただし、オンライン診療サービスが診断書発行に対応していても、実際に発行するかどうかは診察した医師が判断します。
診断書は、希望すれば必ず発行されるわけではない点を理解しておきましょう。
5.対面診療が必要になった場合の対応
オンライン診療だけですべての患者を診察できるわけではありません。
症状や状況によっては、医師から対面診療を勧められる場合があります。
厚生労働省も、オンライン診療が適切ではないと医師が判断した場合には、対面診療へ切り替える必要があると案内しています。
必要に応じて対面診療へ切り替えられる体制があるかどうかも確認しましょう。
精神科・心療内科のオンライン診療を利用する際の注意点

オンライン診療は通院の負担を減らしやすい一方で、利用前に知っておきたい注意点もあります。
初診からすべての薬を処方できるわけではない
オンライン診療でも、希望する薬が必ず処方されるわけではありません。
厚生労働省によると、オンライン診療の初診では、麻薬や向精神薬を処方することはできません。
また、患者の基礎疾患などの情報を十分把握できていない場合、安全管理が特に必要な一部の医薬品などについても制限があります。
薬の処方はあくまで医師が診察したうえで判断します。
オンライン診療が適さない場合もある
すべての症状をオンラインだけで診察できるわけではありません。
医師が対面での診察や検査が必要と判断した場合には、医療機関を受診する必要があります。
また、自傷・他害のおそれがある、意識状態に問題があるなど緊急性が高い場合は、オンライン診療の予約を待たず、119番や救急医療機関などを利用してください。
オンライン精神科・心療内科についてよくある質問
精神科・心療内科は初診からオンラインで受診できる?
初診からオンライン診療を行っている医療機関・サービスはあります。
今回紹介したOops HEARTとエニキュアはいずれも初診からオンライン診療を利用できます。
ただし、医師がオンライン診療に適さないと判断した場合には、対面診療が必要になることがあります。
オンラインの精神科は保険適用になる?
医療機関によって異なります。
今回紹介したエニキュアは保険診療ですが、Oops HEARTは自由診療です。
「オンライン診療=すべて保険適用」ではないため、申し込み前に必ず確認しましょう。
オンラインでも診断書は発行してもらえる?
対応している医療機関で、医師が必要だと判断した場合には発行されることがあります。
Oops HEARTとエニキュアはいずれも診断書に対応しています。
ただし、希望すれば必ず発行されるわけではありません。
薬は自宅まで送ってもらえる?
Oops HEARTとエニキュアはいずれも、医師が薬を処方した場合に配送で受け取る仕組みがあります。
処方の有無や薬の種類は医師が判断します。
精神科と心療内科はどちらを選べばいい?
一般に、精神科は気分の落ち込み、不安、不眠など精神症状を中心に扱い、心療内科は心理的な要因と関連する身体症状などを診る診療科です。
ただし、実際に対応している症状や診療内容は医療機関によって異なります。
自分で判断するのが難しい場合は、予約前に相談できる窓口があれば確認するか、診察時に症状をそのまま医師へ伝えましょう。
口コミだけでオンライン精神科を選ばないほうがよい理由

精神科・心療内科を探す際、口コミをチェックする人も多いでしょう。
ただし、医療では症状や背景、医師との相性などが一人ひとり異なるため、他の患者の感想がそのまま自分にも当てはまるとは限りません。
また、厚生労働省の「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書」では、患者本人や家族の主観に基づく治療内容・治療効果の体験談を広告に使用することについて、規制上の注意が示されています。口コミサイトから都合のよい内容だけを選んで転載する表示も問題となる場合があります。
口コミは参考情報のひとつにとどめ、
- 保険適用の有無
- 診療時間
- 料金
- 診察方法
- 診断書への対応
- 薬の受け取り方法
- 対面診療が必要になった場合の体制
など、客観的に確認できる情報とあわせて判断しましょう。
まとめ|自分に合ったオンライン精神科・心療内科を選ぼう
精神科・心療内科を受診したくても、仕事や家事、体調などの理由から通院が負担になることがあります。
そのような場合、自宅などから医師へ相談できるオンライン診療は選択肢のひとつです。
今回紹介した2サービスをまとめると、
Oops HEARTがおすすめの人
- 初診で30分程度の診察時間を確保したい
- 事前に心理検査を受けてから相談したい
- 医師との相性についても相談できる仕組みを重視する
- 自由診療でも診察時間を重視したい
エニキュアがおすすめの人
- 保険診療を希望している
- 朝や夜に受診したい
- 土日祝にも受診したい
- 空き状況によっては早めに診察を受けたい
どちらが一律に優れているわけではありません。
診察時間を重視するならOops HEART、保険診療や診療時間を重視するならエニキュア、というように、自分が重視する条件を整理して選びましょう。
なお、オンライン診療が適しているかどうかや、薬・診断書の必要性は医師が診察したうえで判断します。症状によっては対面診療が必要になることもあるため、医師の指示に従ってください。
参考・出典
- 厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38226.html
- 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書」:https://www.mhlw.go.jp/content/001683116.pdf




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